小さなお子さんを乗せていると、起こりやすいのが車酔い。
基本的に子どもは大人より車酔いしやすく、子どもの年齢と脳の発達が大きく関係しているといわれています。
今回は子どもの車酔い対策について紹介します。
子どもが車酔いする原因
子どもが車酔いしやすいのは、車の揺れになれていないことと、前庭小脳の発達が未熟であることが挙げられます。
揺れやスピードに慣れていない
車に乗り慣れていないと、車の揺れやスピードを予知できません。
耳の奥にある三半規管と目から入ってくる情報にズレが生まれ、平衡感覚と自律神経が乱れて車酔いが起こります。
揺れに慣れる方法として、ブランコやシーソーで遊ぶと効果的です。
過去の車酔いの経験から
車酔いはメンタルにも関係してきます。
過去に車酔いしていると、その経験から「また車酔いする」と不安になり車酔いとなります。
車酔いやすい行動とは
子どもは車の中で動き回ったり、後ろ向きに座ったりと車酔いしやすい体勢を取りがちです。
安全も考えてチャイルドシートに座らせましょう。
また、テレビやスマホ、タブレットなども車酔いの原因になります。
車酔いしやすいお子さんであれば、避けておいたほうがいいでしょう。
車酔いを防ぐには
車酔いを防ぐには、スピードや揺れに慣れることが大切です。
同時に平衡感覚やバランス感覚を鍛えるために三半規管を鍛えましょう。
メンタルが大きく左右する
車に乗っていて酔うかもしれないと思うことで、車酔いが誘発されます。
車酔いに対する不安感から生じやすくなるので、酔い止め薬を飲ませてあげて、安心させることが大切です。
また、人見知りなど緊張気味でも自律神経の乱れにより酔いやすくなります。
同年代のお友だちや大人たちのふれあいを増やすことも、車酔いを防ぐのに期待できます。
遊びを通して車酔いを克服する
ブランコやシーソー、滑り台は揺れやスピードになれるために有効な遊びです。
揺れやスピードを感じることで、車酔いのトレーニングとなります。
遊びに取り入れてみましょう。
日常生活の中でいろいろな体の動きを体験させていくことで、車酔いになりにくくなります。