車のおもちゃ

トミカで遊ぼう

大人もはまる「トミカ」の魅力

「トミカ」と言えば男の子にはおなじみのおもちゃです。
トミカとはおもちゃメーカー「TAKARA TOMY」が販売しているミニカーのことで、略して「トミカ」といつの間にか定着した言葉です。

おもちゃとしてのミニカーの歴史は古く日本だけでなく海外でも広く作られてきましたが、トミー製のミニカーが登場したのは1970年代のことで1/43という独自のサイズ規格で実際の車種を忠実に再現したところに特徴があります。

それまで車をモチーフにしたおもちゃというとお弁当箱くらいの大きさのやや大きめのものが主流でしたが、トミカは手のひらに収まるくらいの小ささで再現したというところで他のおもちゃとは違った魅力を出すことに成功しました。

こだわりとなっているのが車体の塗装で、本物の自動車と同じ焼き付け塗装をするとともにタイヤ部分にサスペンションをつけたということでよりリアルさを増すことに成功しています。

公式の発表によるとなんと7歳以下の男の子の86.5%がトミカを所有しているということで、子供の心に訴えかける強い力があることをうかがわせます。

このトミカは大人のファンも多く、新車が出ると早速購入して自宅のコレクションとして飾るという人もいます。
現在生産されていないクラシックカーから、憧れの名車や高級車まで手ごろな価格で手に入れることができるというのがトミカの魅力です。

こんなものまである?!トミカのラインナップ

トミカの魅力の一つが、世界各地の数多くの車種を幅広くカバーしているという点です。
中には普段路上でもめったに見かけることがないような不思議な車もあり、そのあたりにただ実際の車種を再現するだけではないおもちゃとしても遊び心を感じさせてくれます。

珍しいところとしては「動物運搬車」という荷台にパンダが乗ったトラックや、コマツの油圧ショベルといった工事現場で使用するユンボなどがあります。

この手のおもちゃにはありがちですが、初版限定品や特注品といった珍しいタイプのモデルには高額がつくこともよくあり、ネットオークションで高値がついていたりします。

ただもともとが子供のおもちゃなので保存状態がよくなく塗装などが剥げていることもあるので中古品を購入するのはよく考えてからの方がよいでしょう。

なお現在も購入特典としてくじ引きなどをキャンペーンでやっていることはよくあるので、うまくいけば珍しいタイプのトミカをゲットできるかもしれません。

子供に大人気なのは特殊車両

子供の誕生日などのお祝いにトミカを買ってあげたいという人のために、過去に多く売れたトミカの種類をちょっと紹介していきます。
全体的な傾向としてトミカの人気車種というのは特殊車両に多く、中でも職業車に集中しています。

例えば2007~2016年の10年で最も売れたトミカはなんと「モリタ ポンプ消防車」です。
次いで「HONDA VFR800白バイ」、「トヨタダイナ清掃車」「トヨタハイメディック救急車」といったようなラインナップとなっています。

子供にとってはクラシックカーや一般道で見かけるような普通の車はそれほど魅力がないのかもしれませんが、そうしたところはプレゼント用には考えておいた方がよいかもしれません。

なお大人に人気のトミカとしては、「日産R382」というレーシングカーや「スバルR-2」といったクラシックモデルがあります。
ヤフオクあたりで数十万円の価格がついていることもあるので見てみるとまた歴史を感じられて楽しいですよ。