ファミリー向けの車種

小さい子供がいるなら「ホンダ N-BOX」

軽自動車ではトップクラスの人気車種

自動車市場の約4割を占めているとされる軽自動車ですが、その中でも人気が高い車種となっているのがホンダの「N-BOX」です。
N-BOXは現在ホンダから販売されている軽自動車のメインとなっており、「N-シリーズ」として数多くの種類の車種がラインナップされています。

あまり広く知られていませんが、これまで長年ホンダの軽自動車のメインとして販売されてきた「ライフ」シリーズは2014年でひっそりと生産中止となっています。

その代わりに2011年に初代モデルが登場した「N-BOX」は年々人気が高まり、現在では「N-ONE」や「N-WGN」といった亜流モデルも作られています。

その中でも手ごろな価格と使い勝手の良さで人気が抜けているのが「N-BOX」で、現在の軽自動車の主流タイプとなっているハイトワゴンという天井の高い形状をいち早く取り入れたところに特徴があります。

軽自動車の売り上げランキングを見ると2015年時点のトップはダイハツの「タント」で、ホンダ「N-BOX」は第二位となっています。
これはほぼ同じような大きさと性能ながらタントの方が本体価格が安く維持費がかからないというところで選ばれているようです。

ホンダの軽自動車の実力

軽自動車選びでよく比較されるのがこの「タント」と「N-BOX」です。
タントもよい車なのですが、N-BOXはホンダの主力商品ということもありかなり細部にわたったこだわりを感じさせてくれます。

ホンダ「ライフ」が終了してしまった最大の理由とされているのが5代目モデルのデザインの失敗が挙げられるのですが、N-BOXはそうした反省を生かし広い年代に受け入れやすいベーシックかつスタイリッシュな形状をしています。

中でも評価が高いのがシートの固さや運転中の振動が少ないということで、軽自動車独特の乗り心地の悪さをうまく軽減できる設計になっています。

また自動車の安全基準の一つ「予防安全性能評価」では最高ランクを獲得しており、渋滞中など追突の危険が高まる状況において自動的に周囲の状況を察知してスピードを落とすようになっています。

燃費や維持費などにおいては他社のものと比較してやや数字的に見劣りしてしまうこともあるのですが、基本的な性能の高さと安全性、メンテナンスのしやすさということではやはり現在の軽自動車ではトップクラスと言えるでしょう。

2014年には「マザーズセレクション大賞」という子育て世代からの投票で1位を獲得しており、使い勝手の良さはしっかり証明されています。

人気車種なので値崩れしにくい

もう一つN-BOXの優れている点として、買取に出したときに値崩れをしにくいということがあります。
ホンダの自動車は全体的に値崩れしにくいという特徴はあるものの、特にこのN-BOXに関しては多少古いモデルであっても高額で取引されているということがわかります。

2015年製の新しいものなら中古で160万円を超える高値がついているほどで人気の高さがうかがえます。
将来的に軽自動車から別の車種に乗り換えたいと考えているファミリー世帯にとっても、こうした下取り価格水準の高さはかなりの強みになります。