今では貴重な3列シートロールーフミニバン
3列シートというと、ホンダジェイド以外の自動車にも搭載されていると思ってしまいますが、今では減りつつある機構の1つです。
その理由ですが、ホンダジェイドのような広々とした空間を設けている、自動車が減ってきているからです。
今ではコンパクトで燃費性能が良く、安全運転技術が搭載されている、これらの条件を満たしている自動車のほうが増えてきました。
そのためミニバンに属する自動車が減っているのです。
しかしホンダジェイドは、海外で主力となる予定のホンダ車で、中国などの大国では、すでに人気上昇中となっているホンダ車となっています。
どのような特徴が受けたのかというと、それはホンダらしいミニバンというイメージを覆さなかったところでしょう。
ホンダらしいミニバンとは、フロントマスクが大きい、ルーフ付きのミニバン、室内空間に余裕があるという特徴のことで、実際にトヨタのミニバンも、ホンダらしいミニバンと似通った構造のものが多いです。
今ではコンパクトを望む人が増えていますが、ミニバンのように5人以上の人が乗車する乗り物では、室内空間に余裕があったほうが良いという声が、今でも根強く残っているのでしょう。
補足となりますが、ホンダジェイドにもフィット系と同じエンジンユニットが搭載されています。
そのため、ホンダジェイドのエンジンユニットは、7速DCTにモーターが仕込まれている1.5リッターハイブリッドユニットとなり、エンジンユニットの名称はi-DCDとなっています。
どのような特徴があるのかというと、排気量は小さい、しかしモーターの恩恵で優れた低速トルクを発生させるエンジンユニットです。
しかも、2リッターエンジンと同等のシステム出力があり、ジェイドのスポーティな走りをよりシャープにしてくれるのです。
世界で通用しているホンダ車
ホンダジェイドは家族向けの自動車としても売れているのですが、この人気は国内外において同じ状況となっています。
その理由ですが、ホンダジェイドは同クラスの自動車と比較しても、燃費性能が優れているという一面があるからです。
ホンダジェイドは、1.5リッターガソリンハイブリッドの場合、リッターあたり24.2~25.0kmの燃費性能となっており、1.5リッターガソリンターボの場合は、リッターあたり18.0kmとなっています。
他の自動車メーカーのものと比較すると、同クラスではトヨタウィッシュの2リッターガソリンが、リッターあたり14.4kmとなっていて、1.8リッターガソリンのものでも、リッターあたりは16.0kmのため、ホンダジェイドのほうが優秀と言えるのです。
燃費性能が良いマツダ プレマシーと比較した場合も、2リッターガソリンの場合は、リッターあたり15.2~16.2kmとなっているので、やはりホンダジェイドのほうが優れているのです。