カテゴリー: コラム

  • 子供がいるときの乗車定員の数え方

    子供がいるときの乗車定員の数え方

    そもそも乗車定員数とは?

    車によって異なりますが、最大の定員数です。基本的に小型は5名、軽自動車は4名、ワンボックスやミニバンは7名となっています。
    車検証にも最大乗車定員数は記載がありますので、ご自身の乗っている車が何名まで乗れるのか確認しておきましょう。

    子供も1人と数える?

    最大乗車定員数が5名だった場合、大人2人と子供3人という数え方をしている方が多いのではないでしょうか。子供は、12歳以上から1人と数えられ、それ以下の子供は1.5人で大人1人分になります。簡単な例ですが、子供3名は大人2名分となります。
    計算するときは、
    (乗車定員-大人の乗車定員)×1.5=子供の乗れる人数です。
    5名乗ることが可能な車であれば、大人2人を引いた数は3。そこに×1.5をすると4.5になります。小数点以下は切り捨てて4名ということになります。

    乗車人数が多いときの法律の例外

    6歳未満の子供にはチャイルドシートの着用義務があります。5名乗りの車で子供4名乗せるとなると、チャイルドシートの設置が難しくなりますよね。こういった場合のために、道路交通法には例外として許可されている項目があります。

    座席ベルト及び幼児用補助装置に係る義務の免除

    二 運転者席以外の座席の数以上の数の者を乗車させるため乗車させる幼児の数に等しい数の幼児用補助装置のすべてを固定して用いることができない場合において、当該固定して用いることができない幼児用補助装置の数の幼児を乗車させるとき(法第五十七条第一項本文の規定による乗車人員の制限を超えない場合に限る。)。
    引用元:道路交通法施行令 | e-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335CO0000000270#290)

    チャイルドシートを置けない分は設置が免除されます。懸念点として、小さな子供はまだ危険が多いため、チャイルドシートを使用していないと、乗車中にトラブルが起きてしまう可能性があります。例外として免除はされますが、できるだけチャイルドシートの設置を優先して、設置できる人数にするようにしましょう。

    また、6歳以上で12歳未満の子供の場合、チャイルドシートは不要なため人数を4名まで乗せることは可能ですが、今度はシートベルトの数が足りなくなります。
    この場合の道路交通法は、以下とされています。

    座席ベルト及び幼児用補助装置に係る義務の免除

    一 運転者席以外の座席の数を超える数の者を乗車させるためこれらの者のうちに座席ベルトを装着させることができない者がある場合において、当該座席ベルトを装着させることができない者を運転者席以外の乗車装置(運転者席の横の乗車装置を除く。)に乗車させるとき(法第五十七条第一項本文の規定による乗車人員の制限を超えない場合に限る。)。
    引用元:道路交通法施行令 | e-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335CO0000000270#290)

    チャイルドシート同様にシートベルトも免除されます。いざというときに守ってくれるシートベルトなので、事故が起こってしまったら重症化してしまうかもしれません。
    最大人数まで乗せることは可能ですし法律的にも問題はありませんが、子供たちを守るためにもできるだけ、シートベルトやチャイルドシートが着用できる人数を心がけることをおすすめします。

    人数を超えて乗せてしまったときの罰則

    定員外乗車違反になります。罰則の内容は、以下です。

    • 小型特殊車・原付:原点 1点:罰金 5,000円
    • 普通車・二輪車 :原点 1点:罰金 6,000円
    • 大型車:原点 1点:罰金 7,000円

    保育園や小学校の催しでたくさんの子供を乗せる機会がある方は気を付けましょう。
    また、チャイルドシートを着用させていない場合も違反になります。幼児用補助装置使用義務違反の場合は、罰金はありませんが1点の原点です。
    シートベルトの非着用の場合は、運転席・助手席・後部座席全て1点原点されます。一般道の場合は後部座席の非着用で原点はありませんが、口頭注意されることも。日ごろからしっかりシートベルトやチャイルドシートを付けるようにしましょう。

  • ファミリーカーあるある

    ファミリーカーあるある

    子供のいるファミリーカーでよくあることをまとめました。子供の行動は本当に想像がつかないことばかりです。どこの家庭でもうあるある!となる事例をご紹介します。

    お菓子のクズはチャイルドシートの下がひどい

    チャイルドシートに座って食べているはずなので、こぼれてもシートの中のはずが、なぜかチャイルドシートをどかしたときに大量に出てきます。どうやって入ったのかは全くわかりませんが、車の中にお菓子のクズがなくなることはありません。オモチャや小物も出てくるので宝箱を開けているような感覚になることも。

    車に乗ったらすぐに靴を脱ぎたがる

    「すぐ近くだから、すぐ着くから」と言っても子供は靴を脱ぎたがります。シートベルトで固定されているときに自分の手で靴が触れない子供の場合は、足をぶんぶん振ってなんとしても脱ごうとします。脱ぐ習慣がある子は、ほぼ100%の確率で脱いでくれるでしょう。脱いだ靴を履かせてもすぐに脱がれるので、あきらめも肝心ですね。
    脱ぐ習慣がない子でも、短距離のときだけ急に脱ぎたがるということもあるそうです。

    後部座席に座らせているときあるある

    運転中だとかまってあげられませんが、「ママ!これ見て!」「キャー!」なんて日常茶飯事。バックミラーで確認して安全は確保していても、突然の大騒ぎに困ったことがある親御さんは多いでしょう。
    大騒ぎしていたはずの子供が急に静かになると、それはそれで不安になります。ミラー越しに見るとギリギリうつむいて何かをしているのはわかりますが、振り向むけないので心配になりますよね。寝ていればいいのですが、こっそりオモチャをチャイルドシートの隙間に詰め込んでいたり、怪しい遊びをしていたりするので、気になるときは停車して確認しましょう。

    到着するタイミングで寝る

    車の中で大騒ぎして力を使い切ってしまうのか、到着する直前にウトウトし始めます。着いたときには爆睡状態で、運ぶのが困難なことも。どうにかしてチャイルドシートからおろして寝かしたまま帰宅したのに、ベッドに寝かそうとすると目がパッチリなんてことも。寝ていたらだっこして連れて行ってもらえると知っているかのごとく、やられたことのある人は多いでしょう。

    車のボタン類を押したがる

    窓の開閉はお手の物。チャイルドシートから抜け出したときはエアコンのボタンやら、オーディオ関連、ナビなどなんでもピコピコ押したがります。チャイルドロックを書けていてもドアをガチャガチャ開けようとすることもあり、運転中にもし開いてしまったらとヒヤヒヤします。大きめの車に乗っている方はドアから少し離れるようにチャイルドシートを設置したほうが安心して運転できます。

  • 長時間のドライブも飽きさせないリアモニター

    今やファミリーカーの必需品ともいえるリアモニター。
    これから、車にリアモニターをつけようとしたときには、どのようなモデルを選ぶといいのでしょうか。
    リアモニターのトレンドから選ぶ際のポイントについて紹介します。

    リアモニターとは

    車の天井やヘッドレストに取り付けて使用できるモニターです。見やすい位置や角度に設置でき、DVDやスマホの画面を映すことができます。
    後部座席にリアモニターを取り付けることで、子どもが退屈防止、ぐずり防止に役立つでしょう。

    リアモニターのタイプ

    リアモニターは2種類に大別できます。1つが天井吊り下げ型(フリップダウン型)、もう1つがヘッドレスト取り付け型です。
    天井吊り下げ型は、取り付けられるモデルが限られてきます。あらかじめ車に適合するモデルがあるか確認しておきましょう。
    取り付けられない場合は、ヘッドレスト取り付け型になります。

    リアモニターの選び方

    HDMI対応機器であるか

    HDMI対応機器であればスマートフォンやパソコンをつないでYouTubeや動画配信サイトの映像を映せます。
    後部座席でもアニメや映画が見られるので、子どもも飽きずに楽しめるでしょう。

    車内の広さにあった大きさを選ぶ

    リアモニターの大きさは、車内の広さにあったものにしましょう。軽自動車や小型車で使うなら10インチ程度、普通車なら11インチ以上がおすすめです。
    ヘッドレスト取り付け型の場合、人とモニターの距離が近いので大きすぎる画面だと疲れやすくなるので注意しましょう。

    解像度や光の反射、視野角

    画質にこだわりたいならHD画質のモデルを選ぶといいでしょう。例えば「HD1280×800」と表記されていたら、横1280ドット、縦800ドットということで、数字が大きいほど高解像度となります。

    DVDプレイヤー内臓

    リアモニターは、カーナビとリアモニターを端子で接続して映像を出すタイプと、モニター自体がDVDプレイヤーを内蔵したタイプがあります。
    DVDプレイヤー付きの場合、カーナビのDVD機能を使わず視聴できます。前席はカーナビ、後席はDVDという使い分けができるので、カーナビが必要な場合おすすめです。

    リアモニターの取り付け方法

    天井吊り下げ型はディーラー店や車用品販売店などで、工賃を支払って取り付けてもらうことになります。
    取り付けの工賃は10,000~50,000円ほどのところが多いようです。
    ヘッドレスト取り付け型の場合、取り付けパーツがあれば簡単に行えるので、自分で取り付けることも可能です。
    お店に依頼する場合は10,000~30,000円ほどになります。

  • ジュニアシートは何歳から?

    かわいいわが子とドライブするのは、とても楽しいですよね。
    ただし、6歳未満の子どもを車に乗せる場合、交通事故に備えてジュニアシートの使用が義務づけられています。
    子どもは、大人が使うシートベルトでは体を守ることができません。
    交通事故の被害から守るため、平成12年4月1日から6歳未満の子どもにジュニアシートの使用が義務づけられました。

    ジュニアシートは3歳以降から

    一般的に3歳頃まで使用するのがチャイルドシートで、3歳以降に使うのがジュニアシートです。
    3歳以降というのは目安で、子どもの成長によって利用開始する時期が異なります。
    ジュニアシートは車のシートベルトを利用して体を固定するので、安全な位置でシートベルトがかけられるかがポイントになります。

    ジュニアシートはいつまで?

    道路交通法では6歳未満の子どもを乗せる際、ジュニアシートといった乗員保護装置の利用が義務づけています。
    6歳未満の子どもを乗せるのにジュニアシート、チャイルドシートを使わなかった場合、交通違反となり違反点数1点(反則金なし)です。
    6歳以降になればジュニアシートは使わなくていいのかと思うかもしれませんが、法律上は問題ありません。
    しかし、安全面を考えると子どもの身長が140cmを超えるまでは使ったほうがいいでしょう。
    自動車のシートベルトは140cm以上ある人を想定して設計されています。身長が低すぎるシートベルトで適切に固定できません。
    成長に合わせて使うようにするといいでしょう。

    ジュニアシートの使用義務が免除されるのはどのような場合?

    以下の場合に使用義務が免除されます。

    1. シートの構造上、ジュニアシートが固定できない
    2. 搭乗人数が多いため、子ども全員にジュニアシートを使用すると搭乗できない
    3. 子どものケガや病気などで、ジュニアシートをつけられないとき
    4. バスやタクシーなどに乗るとき
    5. 著しい肥満などでジュニアシートが利用できないとき
    6. ケガをした子どもを病院へ連れていくとき
    7. 運転手が規定による許可を受けて、目的のために乗車させる場合

    ジュニアシートの使用状況

    2018年に警察庁とJAFが合同で調査したところ、66.2%と3人に1人が不使用というのが現状です。
    また、子どもの年齢が上がるについて使用率が低くなっています。
    子どもが嫌がり、少しの間だけと油断するケースが多いようです。ジュニアシートは使用義務が免除される場合もありますが、免除が該当しないケースと混同している場合があります。
    例えば、知人の車に乗せてもらう場合、ジュニアシートは必要です。交通事故が起きた場合、子どもが危険にさらされることに変わりがないからです。
    そのような場合は運転手の責任になりますので、ジュニアシートを持参して乗せてもらったほうがいいでしょう。

    ジュニアシートは6歳まで使用義務があります。発達段階に応じて適切なジュニアシートを選び、取り返しのつかない事態にならないようドライブを楽しみましょう。