迫力満点!ドライブスルーで体感する野生動物の世界
静岡県裾野市にある富士サファリパークは、車に乗ったまま野生動物を間近で観察できる貴重な体験ができる施設です。園内にはライオンやトラ、ゾウ、クマなどの大型動物が自然に近い環境で飼育されており、自家用車または園内専用のジャングルバスでサファリゾーンを周遊することができます。
特に人気の「ドライブスルーサファリ」では、全長約5kmのコースを車でゆっくり進みながら、窓越しに動物たちの姿を観察できます。金網越しではないため、動物たちの息づかいや行動をリアルに感じられる点が最大の魅力です。小さな子どもでも安心して楽しめるのは、自家用車内で観察できるからこそ。車の中というプライベート空間の中で、家族だけの動物園体験が実現します。
また、よりダイナミックな体験をしたい場合は、専用のジャングルバスの利用もおすすめです。バスには大きな金網が張られており、ライオンやクマに直接餌やりができる貴重な体験ができます。子どもたちにとっては「本当に目の前にいる!」という驚きと興奮の時間になることでしょう。
ドライブスルーの所要時間は約50分。動物たちが活発に動く朝や夕方の時間帯に訪れると、より生き生きとした姿を見られる可能性が高まります。
動物との距離がぐっと縮まるふれあい体験ゾーン
サファリゾーンでの観察に加え、富士サファリパークでは「ふれあいゾーン」でも多彩な動物体験が用意されています。小動物や家畜と直接ふれあえるコーナーでは、ヒツジやヤギ、ウサギ、モルモットなどの可愛い動物たちとじかに触れ合えるため、小さな子どもでも安心して楽しめます。
さらに、ポニーの乗馬体験やカンガルーとのふれあい、犬と過ごせる「わんわんコーナー」などもあり、動物好きの子どもにはたまらない空間です。特に人気なのは、子どもが自分でエサをあげられる体験。エサを差し出す手に近づいてくる動物に、最初は戸惑いながらも、だんだんと笑顔になっていく様子が見られます。
また、施設内には動物について学べる展示や映像コーナーもあり、楽しみながら知識も深めることができます。動物たちの生態や習性を知ることで、サファリゾーンでの観察もより深く楽しめるようになります。
ふれあい体験は、子どもたちにとって「動物をかわいがる気持ち」や「命の大切さ」を育むきっかけになります。遊びだけでなく、教育的な意味合いでも価値のある体験といえるでしょう。
訪れるならこの時期!快適に楽しむためのコツ
富士サファリパークは年間を通して営業していますが、訪問する時期や時間帯によって動物たちの様子が変わるのも魅力のひとつです。最もおすすめなのは、春と秋。気温が穏やかで過ごしやすく、動物たちも活発に動くため、観察のしがいがあります。
特に夏場は日中の気温が高くなると、動物たちが日陰で休んでしまい、あまり動かないこともあります。一方、冬は空気が澄んでいて富士山が綺麗に見える日が多く、景観も楽しみたい方にはぴったりです。ただし、冬場は路面凍結などの可能性もあるため、車で訪れる際はスタッドレスタイヤの装着など準備を万全にしましょう。
混雑を避けるなら、平日か開園直後を狙うのがベストです。特に連休や夏休み期間中は、駐車場やふれあいコーナーが混み合う傾向があります。公式サイトではリアルタイムの混雑状況や運行情報が確認できるため、事前にチェックしておくと安心です。
また、園内は広く、歩く距離も長いため、ベビーカーや歩きやすい靴が必須です。小さな子ども連れの場合は、休憩を取りながら無理のないペースでまわるのがおすすめです。天候によっても楽しみ方が変わるため、当日の気温や雨予報もチェックしてから計画を立てるとよいでしょう。